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    BLOGGING

    2013.11.18

    音楽で食べていく-Philip Noldan(AMP MUSIC Musicians album 2012-2013より)

    5人のミュージシャンを取り上げたAMP MUSIC Musicians Album 2012-2103。その中から、Philipのムービーを紹介します。


    Philipに最初に会った日のことは鮮明に覚えています。シャイで全然目をあわせてくれない。ぼそぼそと話す。積極的にアピールするKochの他のミュージシャンたちと比べて、これでミュージシャンとしてやっていけるのかなと思ったくらいでしたが。。。

    でも、歌ってみてもらうと、迫力がすごい。その場の雰囲気を変えてしまう。音楽に対する強い思いと、伝えたい何かがあることが、圧倒的に伝わってきました。

    その後、ふたりきりで話をした。ムービーの中にあるように、彼の住む家にも行った。家族のこと、音楽のこと、将来の夢のこと。彼がどんな思いで音楽をしていているのかがわかってくると、あの迫力も、毎日マラソンをしているというストイックな生活ぶりも、ミュージシャンとして活動することにこだわる強い意志とこだわりも、よくわかってきた。その頃はムービーの中にあるサッカーボール工場で働いていて、音楽での収入はほとんどなかったけど、それでも彼は絶対自分の音楽を安売りするようなことをしようとはしなかったのです。

    最初に会ったころのこと:
    http://www.amp-music.net/music_and_musicians/koch/musicians/philip_noldan.html

    こんな記事も書いてました:
    http://amp-music.net/blog/?p=1554

    ところで、つい最近、またPhilipのおうちに行ってきました。どうしても来てほしい!となんども言われていたのですが、なぜ彼が私を呼びたがったか、行ってみてわかりました。

    彼は今年の夏までは、ムービーで紹介している家に住んでいました。一人暮らし用の小さな部屋。ベッドとコンポだけの部屋でした。

    「でも引っ越したんだ。growしたから」

    行ってみると、とても立派な家でした。独立した台所とベッドルームもあります。前から音楽に関する設備は揃えられていましたが、今回の家にはベンチくらいの大きさのパイオニアのスピーカーと映像を写すスクリーンまである!聞くと、家賃は前の家の1.5倍です。

    場所は、前に彼が、ここにくると音楽のインスピレーションが湧くんだといって連れてきてくれた、広く緑を見渡せる小高い丘の上。空が広く見え、ここで歌うと、自分と自然と歌が一体になる感じがします。

    彼の音楽収入と、サッカーボール工場での工賃だけで払えるのかといぶかしがっていると、「Yukari、実は、やっと音楽だけで生計を立てられるようになったんだ。それもこの家の家賃を払えるくらいのね。」

    これを伝えたくて、私を新しい家に連れてきたのでした。
    AMP MUSICを通じて得ている音楽パッケージの販売収入と、彼がケニアで受けているライブイベントへの出演料で、食べていけるようになったとのこと。

    AMP MUSICの売上は月による変動が大きく、彼の全収入を支えられるほどにはなっていないけれど、AMPからデビューして以来、ライブイベントにも積極的に挑戦するようになったんだと言う。

    「あなたはもうプロフェッショナルなミュージシャンだね」としか言わなかったけど、自分の才能で食べていくということの喜びと充実感と、彼がいままでしてきた努力を考えると、ほんとうに心から嬉しく、こみ上げるものがありました。

    毎朝のマラソンは、いまも続けているそうです。

    Philipソロバルバムの試聴はこちらから:

    BandCampからも試聴・購買できます: