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    BLOGGING

    2013.05.19

    5月30日(木)~6月2日(日)@横浜、ミュージシャンに会いに来てください。またはケニアのコロゴチョについて

    AMP MUSICのミュージシャンが住む、ケニアのコロゴチョ(通称Koch)、セネガルのPikine。どちらも、「スラム」や「ゲットー」と呼ばれる場所です。

    こういった場所は、農村から都市に出稼ぎにきた人びとが、住むところがなく不法に住みはじめ、その人たちを頼ってまた農村から人がやってくることで形成されてゆきます。なので人びとは貧しく、生活は不安定で、そうなるとアル中やHIVの蔓延、暴力や治安の悪化が生じ、危険で「普通の」人びとが近づかない場所になります。

    私は、海外を旅するたびに、いろんな「スラム」を訪れてきました。都市化している国ならば、どこの国にもスラムはあります。NYで、イギリスで、中国で、アジアの国々で。どこでも、生きることに絶望した人びとが、あたたかいものややさしいものを信じられない目をして、ただ座っていました。

    だから、はじめてケニアのKochスラムを訪れたとき、とても驚きました。町に活気があり、人びとがやたらと元気で明るいからです。町を歩くと、「ねえ、あなた日本人でしょ?実は自分には考えているビジネスプランがあるんだ。アイディアをもらえないかな」と話しかけられました。スラムで、何かくれと言われたことはあっても、ビジネスの相談を持ちかけられたことは初めてです。雇われ仕事がないなか、自分の知恵と体を使って小さな商いを考えだして、工夫して暮らしている人たちが、ここには大勢いました。

    ケニア・Kochスラム

    Kochは、スラムにも関わらず定住が進んでいることもあり、コミュニティ活動がさかんです。他のスラムのように民族ごとに分かれて住む様子も少なく、違う民族の住民同士が協力して、例えば子どものための放課後学校を開校したり、スラムの環境改善活動をしていたりします。このような公共のための住民活動は、スラムの中で平和に暮らすための、人びとの知恵です。ナイロビの中心部から車で約30分と距離が離れており、キベラのような有名なスラムとは違って知名度も低く、人の出入りも比較的少ないスラムであることから、人びとが落ち着いて暮らしている雰囲気があります。その裏返しで、突然理由なく訪ねてくるような不審な人に対しては、とても警戒心が強いです。

    私たちのミュージシャンは、工夫して明るく生きているKochの人たちの中でもとびきり強く、ポジティブな人たちです。音楽で食っていこうなんて、いまどき日本でだって無理だと言われます。ミュージシャンたちのおおむね半分は、孤児です。親はいません。もしくは病院に入っています。彼らのきょうだいはたいてい、アル中です。まったく恵まれた環境にない彼らを支えているのは、スラムのみんなや自分のまわりの人たちのために、特に、自分より若い人たちのために、生きる希望を歌にして届けたいという思いです。彼らにとって音楽は、趣味や暇つぶしではなく、何かもっと、自分と社会をつなぐ大事なものです。自分の音楽の才能によって、誰かを明るい気分にさせることができるのだという思いを支えに、彼らは今日も体を張って、歌っています。

    セネガル・Pikine

    そんな彼らが作った音楽を聴きに、今月末横浜まで来て下さい。アフリカン・フェアでブースを持ち、音楽を聴いてもらえる場所をつくりました。ケニアとセネガルに住むミュージシャンたちに直接会うことはできませんが、現地で撮った、彼らのかっこいい映像もたくさんお見せします。

    AMANI (Peace song) by Koch Musicians

    ■詳細
    日時:5月30日(木)~6月2日(日)までの4日間10時~18時
    (5月31日は14時閉館。6月2日は17時閉館)
    場所:パシフィコ横浜 展示ホールB
    スペシャリティ・アフリカコーナーAMP MUSICブース
    (アフリカン・フェアはTICADサイドイベントです)

    ■AMP MUSICへの取材、展示や商品購入に関するお問い合わせはこちらまで:
    info(at)amp-music.net